タオルバカ一代(上司)⑤
(男だけの経理部) 半年遅れの新社員として10月1日から経理部で仕事を開始しました。流石に、年内は残業もなく、おとなしく定時で帰宅する日々を送っていました。言い換えれば定時で帰宅することを許されていました。 しかし,…
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(男だけの経理部) 半年遅れの新社員として10月1日から経理部で仕事を開始しました。流石に、年内は残業もなく、おとなしく定時で帰宅する日々を送っていました。言い換えれば定時で帰宅することを許されていました。 しかし,…
(入社8年目、30歳の節目) 経理部に在籍して8年目になり、当時は年功序列が強く、大卒は入社5年目で主任、8年目で係長に自動昇格する仕組みが存在していました。自分は事実上課長のような仕事をこなしていると自負していたので…
(デパートの営業ってこんな仕事?) 30歳になって初めての営業業務は、思ったより厳しい船出でした。 得意先は、30歳の新人を新卒の新入社員のように見てくれませんでした。売場に立つ私に向けられる視線は、まるで試されている…
(プロジェクトに手を挙げて立候補してみた!) 会議室に作られたプロジェクトの説明会では、次期3代目の社長となるN専務の説明から始まりました。説明内容はほぼ以下の通りでした。 プラザ合意以降、円高に進行し、日本国内での…
(プロジェクト稼働、産地のサイレントマジョリティに気づく) パキスタンプロジェクトの趣旨は、タオル本体を原糸のままパキスタンで製造し、その後ロール状にしてコンテナで今治に輸送します。そして、シャーリング、晒し、染色、プ…
(初の海外出張、役員の同行でパキスタンへ) N専務とI常務、そして私の3名は成田空港を出発し、日本航空でタイ・バンコクまで飛び、タイ航空に乗り換えパキスタン・カラチに向うことになりました。パキスタンという灼熱の国につい…
(B品率2%での生産開始、但し予期せぬ展開に) 紡績工場から出来立てのタオル専用糸がタオル工場に運ばれて織機にかけられました。フル稼働までにそれほど時間はかかりませんでした。優れた技術者の指導により、現場のオペレーター…
(今治から本社へ帰任、企画室 新業態MDに任命される) 今治事務所の立ち上げから2年半経ち、私は、本社へ帰任して企画室に配属されました。企画室にはタオルと開発商品のそれぞれに部長がいました。私はタオル部門への配属だった…
(中国上海に社運をかけた紡績からの一貫工場が稼働開始) パキスタンを経験を経て、次のプロジェクトとして自社工場を設立する準備を整えていました。パキスタンで生産した生地を、今治で完成品にする為には、通常4~5の企業を経由…
(昨日より今日、今日より明日) 工場が稼働して初めてのコンテナは1996年1月に出港しました。その瞬間は涙が出るほど嬉しかったことを覚えています。大きな問題は発生しなかったのは、経営幹部の先見の明とリスク管理が機能して…
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