為替相場推移表(日本円とUS$とRMB)3年間のレート推移をみる(2023年01月更新)

私は約30年に渡ってタオルを輸入して商売をして来ましたが、この為替相場を見間違えると商売に大きな影響を与えてしまうと言うことを身に染みて感じています。為替相場の専門家ではありませんので為替の変動の要因について細かい説明は出来ませんが、仕入れ価格に大きくかかわってくるので、過去の歴史を知っておくことは大変重要な事と思います。

なにより2022年に起きた「原料高」x「為替安」のダブルパンチは過去に記憶はなく、大変な危機でした。輸入に頼っている我が日本は、物価高に突入しています。今年の4月までに商品はされに〇〇品目の値上げが発表されています。値上げを我慢して我慢してここまで頑張って来た経営者の皆様はまさに「あっぱれ」でしたが、我慢も限界にきたという感じです。

長い歴史の中でUS$と日本円は大きく変動してきました。

USドルと日本円の推移グラフ

引用元:  https://www.fx-foreign-exchange.com/rate/usdjpy.html

1973年変動相場制が導入されたあと、日本円のUSドルに対しての史上最高値は2011年10月31日、75.54円/US$(仲値)です。 東日本大震災直後に80円の壁を破り最高値を更新したあと、10月のギリシャ発欧州金融危機により記録しました。

一方最安値は1998年の147.63(仲値)でありましたが、2022年10月20日に150円超え(仲値)を記録、ついに円安が行き過ぎだと政府の介入もありました。この約10年で最高値/最安値の差が約2倍と言う驚くべき数字です。同じタオルの仕入価格が2倍も高くなってしまう時もあると言うことです。

以下の推移表をご覧ください。

USドルを軸に日本円と中国元の推移グラフ

2022年12月1日の相場は、US$に対して日本円(オレンジ線)は「138.09」で中国元(青線)は「7.05」でした。一方3年前の2020年1月時点では、US$に対して日本円(オレンジ線)は「109.11」で中国元(青線)は「6.96」でした。

グラフをご欄下さい。

日本円/US$(オレンジ線)は、2020年は105円~110円台をキープしていましたが、2022年に入ってから116円から1年もしないうちに150円台までかけあがり、32年ぶりの円安を記録しました。またUS$/中国元(青線)は、2020年はオレンジ線とは違い元が安値から始まり2020年5月に安値の「7.17」を記録すると約2年後の2022年3月まで徐々に元高が進み、高値の「6.31」を記録。そこから2022年11月まで一気に元安の「7.32」まで変動、円安がどこまで加速し続けるのか心配が続いていました。日本政府はこの一方的な円安防止のために積極的に介入を続け、その甲斐もあってか、11月にようやく少し円高へ戻したことは、我々輸入業者にとっての朗報でした。

中国元/US$は、約3年前に米中の貿易摩擦が勃発した頃の2020.05には【7.17】の最安値を記録しました。2021年に入りしばらく【6.40】前後で推移していましたが、2022年4月になってからいきなり【6.60】まで変化して、ついに10月は【7.32】の大台を記録、約30年ぶりの【元安/ドル高】を記録しました。2022年11月にようやくピークを迎えたようですが、元安傾向は、まだ続きそうです。

ドルの動向を注意深く見守る事が必要です。

日本円を軸にUSドルと中国元の推移グラフ

以下のグラフは、日本円を軸にUSドルと中国元(RMB)の推移を表したグラフです。

日本円は両通貨に対して2021年の春頃を起点に右肩上がりのグラフになっているのがおわかりと思います。そしてここ2~3か月急激にさらに上がり、円ドルレートはグラフからはみ出すほど変動しています。つまり、約1年間は【円安】に推移し、この数カ月は急激な【円安】で激震が走っています。日本円はこの両通貨には円安が続いてきました。日米の金利差も大きな要因と思いますが、2022年11月には少し円高に振れ、少し安心しています。

輸入者にとって為替の変動が年初から約30%もあると、商売の利益に与える影響が大きすぎると思います。1年で為替が30円以上も動くのは異常事態であり、政府関係者もやきもきしています。予測する事はとてもむずかしい事ですが、ご商売を成功させるためにも是非過去のレートの変動をみて、損益の計算時参考にしてください。

間違いのない為替レートを使って損益を計算をする習慣を身につけたいものですね。