タオルの品質管理 3つのポイント

タオルの品質試験は多項目ありますが、過去の経験から以下の3つには特に注意が必要と思いますのでご紹介したいと思います。

①タオルのクレームの中で一番多いのは「毛羽落ち」です。タオルは、柔らかさを追求するとトレードオフの関係で脱毛率があがります。つまり「毛羽落ち」が増えてしまうんです。「普通糸のタオル」と「シャーリングしたタオル」と「無撚糸のタオル」ではそれぞれに超えてはいけない業界基準がありますが、その基準内であっても毛羽落ちが多いとクレームが来たりします。お洗濯するお客様が不満足だからです。これはとても説明が難しいことですので、脱毛率は量産品でしっかり試験して管理することが重要です。

②染色堅牢度の試験項目はいろいろありますが、染色堅牢度の中に摩擦試験があります。タオル生地をこすって摩擦による変色を判定しますが、濃色を使った時は要注意です。特に「湿潤摩擦」は堅牢度がぐんと下がりますのでご注意下さい。特別な業界基準を設けて守るように各工場は努力していますが、注意が必要です。

③寸法と重量の許容差はお客様によって基準がありますので、生産する前に許容範囲を工場と話しあって決めることが大切です。業界基準はありますが、その基準より厳しい要求があるお客様がいらしゃるので生産する工場の実力を考慮したうえで決めないと大きな事故につながります。決められた基準で容赦なく検品ではじくと、出荷間際になり出荷総数がショートすることになってしまい、納期遅れを起こしてしまいます。B品の混入は止めなければなりませんが、繊維製品ですので多少の許容は必要です。工場の実力を見極め、お客様と事前に良く話し合い決めることが大切です。