2023年1月更新!外国為替相場推移表

2022年はタオル業者にとっては、ここ数十年の中で一番厳しい年だったのでないでしょうか。原料高に円安は輸入業者にとってはダブルパンチでした。為替はどっちに転ぶかわかりませんが、急激な為替レートの増減は経営を苦しめます。先月(2022年11月)は円安に少し歯止めがかかった感じで、年初は130円を切る場面もあり、少しほっとしています。輸入業者の我々にとっては110円位まで戻ってほしいのが本音ですが、しばらくはむずかしいでしょうか。引き続き毎月追いかけてご報告いたします。

皆様もご承知の通り、タオルを海外で生産した場合、取引は一般的に外国の通貨が使用されます。

為替相場(為替レート)とは、外国為替市場において異なる通貨が交換(売買)される際の交換比率です。

わが国で最も頻繁に目にする為替相場は円・USドル相場ですが、そのほかにも様々な通貨の組み合わせに関する相場が存在します。

為替相場は日々変動していますので、そのレートを見て仕入れ価格を計算しなければなりません。コロナショックで為替が大きく変動した2020年3月9日には円ドルレートが瞬間ですが一時101円台(TTS103円台)に急騰する場面もありましたが、振り返ってみますと2021年4月に入ってからずっと円安に振れて来ました。2022年に入ってから、円安は加速して2022年10月はついに150円台を32年ぶりに記録しました。震災後75円の円高から11年でついに2倍を記録しました。2022年11月以降は、円安から円高に振れて一服感が出てきました。販売の見積価格を計算する場合には、本当に気をつけないといけませんね。

タオルを外国で生産して輸入するとき、1枚のタオルがUSドルで提示されます。その時のレートで日本円へ換算して仕入れ価格を計算しますが、実際の決済時に為替レートが変動して利益計算が大きく狂ってしまうことがあり、円安に振れると利益が飛んでしまうこともありますので、推移表を見てしっかり判断してください。

まずは、日本円とUSドルの推移表をご覧ください。

3年間の日本円とUSドルの為替レート(TTS)の推移表(2023年01月04日更新)

2023年1月頭のTTSレート132.01でした。1か月前のレートが138.09でしたので2か月連続で円高に振れました。長いスパンで見れば、まだまだ円安ですが正直少しほっとしました。

2022年1月の初相場(TTS)は「116.44」で始まりました。そして4月1日は「123.20」で7年ぶり円安を更新したと思えば、5月2日は「131.20」で20年ぶりの円安を更新し、10月20日ついに「150円」代を32年ぶりに記録した、とんでもない相場を経験しました。1年間で35円も為替が動ごいたのは、異常としか思えませんでした。新型コロナとロシアによるウクライナ侵攻の両方が長引き、世界を不安定にさせています。今後も為替の動向から目がはなせません。

3年間の平均レートは「117.10円/USドル」でした。この3年間で円安と円高時の差が「約45.4%」ありました。2022年だけで「28.6%」も変動しています。直近10年でみると約60%動いています。為替って怖いですね。

3年間の中国元(RMB)とUSドルの推移表(2023年01月04日更新)

2023年1月頭のレートは「6.90」で、3年間のレートの平均値(6.71)を上回る「元安ドル高」でした。グラフを見ていただけるとわかりますが、2020年5月に記録した「7.17」をピークにずっと【元高ドル安】傾向に推移していましたが、2022年3月に「6.31」を記録した以降は【元安ドル高】に振れて続けて来ました。2022年11月1日に14年ぶりの最安値「7.32」を記録しましたが、そこをピークにドル高はRMBに対しても一服した感じです。

中国工場で生産した場合、中国工場の見積通貨はUS$で契約することが多く、見積金額を決めるファクターとして大きくかかわってくるので、中国元とUSドルの為替レートも注意してみておく必要があります。

とっておきの工場との価格交渉テクニックをひとつ紹介します。

中国の工場にとって【元高】と【元安】は、どちらの方が良いと思いますか? 

ズバリ【元安】です。

どういう事かといいますと、元高は言い換えるとドル安で、元安はドル高です。代金はドルで支払われますので、入金額を自国通貨に換算すると元高より元安の方が金額が増えるからなんです。日本でもTOYOTA、為替が1円変わると営業利益が450億円増えるとか言われていますよね。同じ原理です。

現在はUS$に対して【元安】ですので、価格交渉のチャンスです。粘り強く工場と交渉して下さい。

3年間の中国元(RMB)と日本円の推移表(2023年01月04日更新)

2023年01月頭のレートは「18.90」で、円安/元高ではりますが、元高の一服感が出てきました。グラフを見ていただければわかりますが、2020年3月から約32カ月ずっと右肩上がりの円安/現高が続いてきましたが、11月、12月と元安に振れ、年初レートも約1年ぶりの19円を切りました。

3年間の平均レートが17.35ですので、今現在は【円安/元高】になっています。

先ほど申し上げました通り、2020年3月に記録した「14.18」を起点に、2022年10月の「20.88」までずっと右肩上がりに推移して来ましたが、2022年10月20日の「20.88」をピークに年初は「18.90」まで下がりました。一方的な元高は、ここで一服感が出てきた感じでですが、そうは言っても、引き続き【円安/元高】に注意して下さい。

この3年間で円安と円高時の差が約40.9%位ありました。 びっくりですね。わかりやすく言いますと、1万円を中国元に両替した場合、2020年3月の時は「675元」でしたが、2022年10月には「478元」にしかならないという事です。1/3位目減りしたことになります。日本で給料をもらって中国で生活していたら本当に厳しいと思います。

日本円で決済することは少ないと思いますが、自国の貨幣価値が貿易相手国に対してどの程度変動しているかを把握しておくことは、重要なことだと思います。出張して日本円を中国元に交換するときに為替レートの変動を感じますが、統計的になかなかとっていないことが多いと思いますので、是非参考にしてください。

一生懸命工場と価格交渉しても為替の変動で利益が帳消しされることが多々ありますので注意が必要と思います。

長く中国と商売していますが、こんな円安は体験したことはありません。Good old daysにもどることを願うばかりです。

日本円を軸にした、USドルと中国元(RMB)の推移表はこちらをご覧ください。