環境の話題になると出てくる「エコ」という言葉、もともとはエコロジー(ecology)からきていて、エコロジーとは生態学という意味で、生物の生活や環境学との関係、つまり「環境にいい」という意味につながります。
一方でエコノミー(economy)のエコとも言われていて,エコノミーとは経済のこと。環境と経済はつながっていて、どちらか一方だけが発展してもうまくいかない。環境問題を世界中で解決していくことで世界の経済も発展し、人びとが安全で豊かな生活をおくれるようにと思いをこめて「エコ」という言葉が使われているそうです。
エコロジーな活動とは以下のようなことが言われています。
- 従来の公害源であった部分の改良
- 二酸化炭素の排出削減
- 自然環境を損ねる化石燃料や電気(火力発電)の消費抑制
- 太陽熱・太陽光や風力などの自然エネルギーの利用促進
- 再利用された素材の使用
- 再利用のしやすい構造の採用
- 水質浄化や有害物質の除去
- その他、なんらかの意味で健康に良好
前置きが長くなりましたが、エコタオルと呼ばれているものをエコマーク事務局が認定したタオルから抜粋してみました。
- 無漂白または酸素系漂白であって、蛍光増白材も使用していないタオル。
- 製品への化学物質の使用が基準値を満たしているタオル。
- 第3社認証を受けたオーガニックコットン使っているタオル。(エコ協会基準は30%以上使用)
- リサイクル繊維(ポリマーリサイクルPET繊維、ケミカルリサイクルPET繊維など)を使用していタオル。(エコ協会基準は50%以上使用)
- 未利用繊維(キュプラ)を使用しているタオル。(エコ協会は10%でも認定)
認定の基準には2つの柱があるようです。
- 綿の糊抜き、精練、漂白の工程で使用されるエネルギーを削減する取組をしている事。
- 糊抜き、精練、漂白の工程において、水生環境に有害な化学物質を使用していないか、または薬剤使用量とCO2排出量の両方を削減している事。
エコはかなり広義な言葉なので、相対的な評価というか自己満足的な評価で使われており、以前よりも環境に配慮しているとか少し良くなった程度でも使わている事もあります。 国や企業によって考え方が違うので、その使われ方の判断はむずかしいところで、正解は無いようです。