地球環境にやさしいタオル、エクセルフィール♡ドライタオル

地球環境に優しいエクセルフィールドライタオルを企画してみました。

持続可能で長続きするための本質は、本来のタオルの機能を失わず、コストも上がらない地球環境に優しいタオル作りではないかと考えました。地球環境にもお財布にも優しく、かつ使い勝手の良いタオル作りを目指しました。

大事なキーポイントは、タオルが本来あるべき機能ってなんだったかをおさらいしてみて、それを満たしているかどうかを確かめてみることだと思いましたので、それを見てみたいと思います。

タオルに求めるお客様の声

私は長年タオルのお仕事をさせて頂いてきましたが、お客様のタオルに対する要求は様々でしたが、このタオル「いいね!」という声を集約してみました。

①肌触りがいい

②毛羽落ちが少ない

③吸水性がいい

④すぐ乾く

⑤臭わない

⑥軽い

⑦お手頃なお値段

⑧丈夫で長持ち

並べてみると、あ~そうかって感じですが、確かに基本中の基本ですよね。

SGD’sを意識して作っているいるタオルは、オーガニックコットンを使ったり、竹繊維を使ったり、残った綿糸をリサイクルして作られていますが、良いタオルだねと言われる要素を含んでいたり、含んでいなかったりしている気がします。

地球環境に優しいから、何かが犠牲になったりするのも仕方がないと言えばそうなんですが、「エコ」という言葉、もともとはエコロジー(ecology)からきていて、エコロジーとは生態学という意味で、生物の生活や環境学との関係、つまり「環境にいい」という意味につながります。一方でエコノミー(economy)のエコとも言われていて,エコノミーとは経済のこと。環境と経済はつながっていて、どちらか一方だけが発展してもうまくいかない。環境問題を世界中で解決していくことで世界の経済も発展し、人びとが安全で豊かな生活をおくれるようにと思いをこめて「エコ」という言葉が使われているそうです。

エコは、エコロジー(ecorogy)とエコノミー(economy)に密接な関係があるならば、やはり両立させたいですよね!

CO2削減をエコロジーあるいはSDG’Sとするならば、お客様のタオルに対する要望をしっかり確保したうえでエコなタオル、言い換えればSDG’Sタオルを作れれば、世の為になり持続可能であるタオルが出来るのではと考えました。

エクセルフィール♡ドライタオルは、SDG’Sタオルとして生まれました

CO2削減効果が大きいものの中で、「再生ポリエステル」に着目してみました。

中国最大級のタオル工場が算出した数値ですが、1トンの再生ポリエステルを使うことは、原生ポリエステルを使うより約3.792トンCO2が削減出来ると言っておりました。小さな一歩かもしれませんが、再生ポリエステルを使った、機能的で使いやすく、かつ持続可能なタオルを作ってみようと考えて作ってみたのが「エクセルフィール♡ドライタオル」です。

タオル織機では、パイルをポリエステルで織ることは技術的に難しいとされてきて、タオル工場は効率が悪いので、やりたがらないものの一つです。世の中に出回っているポリエステルのタオルは多々ありますが、タオル織機でなく編み機で生産したもので、ポリエステルと綿は同じ染料で糸が染まらない為に綿を混紡せずポリエステル100%が多いです。肌触りを考えると、編み機でなくタオル織機で生産すること、そしてどうしてもポリエステルに綿を混ぜたい意向を伝え、綿を混紡しています。

世の中でSDG’S気運が盛り上がってきている中で、工場としても努力しなければと考えサンプルを作成していろいろ試験をしているところです。カラータオルを生産する時、混紡の糸はポリエステルと綿を別々に染める必要があり、2回染めなければなりません。苦労して作った、エクセルフィール♡ドライタオルの試験の結果は想像以上で、これはぜひ皆様に一度使っていただきたいと思えるものに仕上がりました。現在モニターを依頼してデータを集めていますので、実売出来る段階になりましら、ご報告いたします。

補足ですが、このCO2削減効果の数値は、アメリカ最大級のスーパーマーケットに提出したものですので信用出来る数字です。この工場では年間約4000トンの再生ポリエステルを使用しているので、3.792x4000=15,168トンのCO2を1年間で削減しています。

エクセルフィール♡ドライタオルの驚くべき機能を紹介します。

アンケートは用紙はこちらです

再生ポリエステルの混綿率を工夫して使い勝手が良く、地球にも、人にも、お財布にも優しいタオルを完成させたいと思っています。是非、ご期待下さい!